先日、2014年度のニューズウィーク日本版で、「0歳からの教育」と題した記事を読みました。
その中で、英語教育についても興味深い言及がありました。
ある研究で、アメリカ人の生後9カ月の赤ちゃんを対象に、中国語のネイティブに直接話しかけられたグループと、DVDを見せるだけのグループとに分け、
どれだけ中国語の音を聞き分けられるかを実験したそうです。
すると、ネイティブに直接話しかけられたグループの方が、中国語の音を聞き分けられるようになるのが早い、という結果が出たとのことでした。
これは、「子どもが言葉を覚える過程では、周りとの関わりが必要だ」ということを示していて、
DVDや英語の音楽を使う際には、親が一緒に聞いて、
「次は何が出てくるかな?」
「なんて言ってるのかな?」
などと声をかけると、子どもの注意力が増して、吸収力が高まる、とのこと。
しかも驚きなのは、この声かけが、日本語でもいいそうなんです。
確かに、英語の音は、注意して聞かない限り、日本人の子どもにとっては雑音に聞こえます。
ぼーっとDVDを見ているだけでは、画面の映像だけで話の流れを推測してしまい、言葉が耳に届いていない、ということですよね。
なので、ご自宅で英語教材を使われるときには、日本語でもいいので、一緒に聞いたり、一緒に歌ったり、
お子様と「関わる」ということが重要だ!ということでした。
多分これは、音楽のメロディーラインも同じだと思います。
ただ聞くだけじゃなくて、「注意して聞く」ことで、より音感が鍛えられると思うんです。
Music Togetherのクラスでは、できるだけ子どもの注意をひこうと工夫をしています。
だけど、ママが注意して音を聞いていない場合、子どもも注意して聞くようにはなりません。
親が真剣にスマホを使っていると、興味を持って「ぼくにも触らせて」と寄ってきますよね。
なんで興味があるのか、と言ったら、大人が面白そうに使っているからです。
なので、まずはお母さんたちが注意して音を聞くようにすることが、音楽センスや、英語耳を鍛えるためのファーストステップです。
そして、
クラスで遊んだことを、家でも同じようにご家族とやっていただくときには、
「この曲、面白い曲だね」とか
「この曲のメロディーは綺麗だね~」とか、
声掛けをして注意をうながしながら遊んでみてください!
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